解析学(微分積分)

積分方程式と微分方程式

x0において定義されたなめらかな曲線y=f(x)(ただし、f(x)>0 で定数でない)があり、f(0)=1を満たしている。定数a0に対して、曲線の0xaの部分、x軸、y軸および直線x=aで囲まれた部分の面積をS(a)とする。また、曲線0xaの部分の長さをl(a)とする。
この曲線があらゆるa0に対してS(a)=l(a)を満たすとき、f(x)を求めよ。

S(a),l(a)を各々、y=f(x)を使って表すと
S(a)=0aydxl(a)=0a1+(y)2dx
であるので、求められている条件は
S(a)=l(a)0aydx=0a1+(y)2dx
である。任意のa0なるaについて上の関係を満たすための必要十分条件は
y=1+(y)2
であるので、この微分方程式の解を見付ければ良い。
y2=1+(y)2y21=(y)21y2=(idydx)2±1y2=idydxidx=±dy1y2ix+C=±sin1y
ここに、Cは積分定数であり、条件x=0のときy=1から
C=±sin11=±π2
と求まる。従って
ix±π2=sin1yy=sin(ix±π2)=ei(ix±π/2)ei(ix±π/2)2i=ex(±i)ex(i)2i=±ex+ex2
ここに複合同順である。今、y=f(x)>0であるので、
y=ex+ex2
と求まる。
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