複素関数論 Taylor展開 admin 2023年11月6日 次の関数を指定された点 z=α において Taylor 展開せよ。 (1) f(z)=1z2–2z+3 (α=1) (2) f(z)=cos2z (α=π/4) (1) f(z)=1z2f(1)(z)=(−2)1z3f(2)(z)=(−2)(−3)1z4f(3)(z)=(−2)(−3)(−4)1z5f(n)(z)=(−1)n(n+1)!1zn+2 従って f(z)=∑n=0∞1n!(−1)n(n+1)!12n+2(z–2)n=∑n=0∞(−1)nn+12n+2(z–2)n とテイラー展開出来る。なお、収束半径は|z–2|<2である。 (2) f(z)=sinzf(1)(z)=coszf(2)(z)=–sinzf(3)(z)=–coszf(4)(z)=sinz であり、z=π2では、cosπ2=0,sinπ2=1であるので f(2k)(π2)=(−1)k となる。従って f(z)=∑n=0∞(−1)n(2n)!(z–π2)2n とテイラー展開出来る。