代数学 正規部分群の必然性 admin 2023年11月6日 2023.11.18 G を群、H を G の部分群とする。 H に関する任意の左剰余類 A,B に対して、AB がまた H に関する左剰余類となるためには、H は G の正規部分群でなくてはならないことを示せ。 群 G の任意の元 g∈G を考える。また、G の単位元を e とする。 このとき、 A=eHB=gH とする。 ここで、e∘g=g であるので、g∈AB であるが、問題の仮定より AB がまた H の左剰余類となっているので AB=gH が成り立つ。これより eHgH=gHHgH=gH ここで、H は部分群であるので、単位元 e を含む。したがって Hg⊂gH が言える。 また、g は群 G の任意の元であったので、上記の式で g をその逆元 g−1 とした式も成り立つ。 すなわち Hg−1⊂g−1HgH⊂Hg が成り立つ。 これより、 Hg=gH が成り立つので、H は G の正規部分群であると言える。