次の微分方程式を解きなさい。
まず、
の2つの独立な解が
であることに注意して、定数変化法を用いて、与えられた微分方程式の解を求める。すなわち
として、 を求める。 を一回微分して
が得られるが、ここで付加的な条件として
を課すことにする。( の2階微分が出てこないようにするため。)この時、 の2階微分は
となり、これを解くべき微分方程式に代入すると
が得られる。
この式と、先に課した付加的条件
を連立させることによって
が得られる。ここに、 はWronskianと呼ばれ
で定義される。今、 は
である。この時、 は解析的に求めることが出来て
の2つの独立な解が
であることに注意して、定数変化法を用いて、与えられた微分方程式の解を求める。すなわち
として、
が得られるが、ここで付加的な条件として
を課すことにする。(
となり、これを解くべき微分方程式に代入すると
が得られる。
この式と、先に課した付加的条件
を連立させることによって
が得られる。ここに、
で定義される。今、
である。この時、
となる。ここに
したがって、求める微分方程式の解は
と求まる。ここに