1次元調和振動子の生成・消滅演算子を各々
この時、以下で定義される状態をコヒーレント状態という。
ここで定義されたコヒーレント状態は規格化されている事を示せ。(ここで、基底状態は規格化されているとする。(
以前の問題の「1次元調和振動子の第2量子化とコヒーレント状態」において、コヒーレント状態 は消滅演算子 の固有状態であり、その固有値が である事を使う。
ここで、
を使った。
また、コヒーレント状態が消滅演算子の固有状態である事を使わなくても、以前の問題の「演算子において成り立つ関係式」を使う事によっても示すことが出来る。
すなわち、演算子
が成り立つことを使う。
ここで、
と
について上記の関係式を書くと
となるが、この2式は等しいので
が成り立つことが分かる。
問題で定義された、コヒーレント状態のノルムを計算すると
となり、題意が示された。