を第一可算公理を満たす位相空間とする。
(1)
を の空でない部分集合とするとき
「任意の および に収束する の任意の点列 に対して、ある が存在し、 ならば、 となる」ならば、 は の開集合であることを示せ。
(2)
を の空でない部分集合とする。
「 の任意の収束する点列 に対して、 となる」ならば、 は の閉集合であることを示せ。
(1)
対偶を示す。
が の開集合でないとする。
このとき、ある が存在して、 の任意の近傍 に対して となる。
ここで は第一可算公理を満たすので、 のある可算基本近傍系 が存在して
となる。
従って、 に対して、 を となるように取ることが出来る。
このとき、 の点列 は に収束するが、任意の に対して である。
(2)
対偶を示す。
が の閉集合でないとする。
このとき、 は開集合ではない。
は第一可算公理を満たすので、(1) の結果より、ある および、 に収束する の点列 が存在し、ある が存在して、 となる に対して、 すなわち、 となるものが存在する。
さらに を が の部分列となるように取れば、点列 は に収束する。