確率・統計 平均と分散 admin 2023年11月6日 0以上の整数値をとる確率変数Xが下の確率分布に従うとき、次の問いに答えなさい。 は以上の整数P(X=k)=38(58)k (kは0以上の整数) (1) Xの平均を求めなさい。 (2) Xの分散を求めなさい。 Xの平均と分散を求めるために、|r|<1として、次の無限級数を計算する。 11–r=1+r1+r2+r3+r4+r5+⋯ddr(11–r)=1r0+2r1+3r2+4r3+5r4+⋯rddr(11–r)=1r1+2r2+3r3+4r4+5r5+⋯ddr(rddr(11–r))=12r0+22r1+32r2+42r3+52r4+⋯rddr(rddr(11–r))=12r1+22r2+32r3+42r4+52r5+⋯ (1) Xの平均⟨X⟩はr=58として ⟨X⟩=∑k=0kP(X=k)=∑k=1k38rk=38(1r1+2r2+3r3+⋯)=38rddr(11–r)=38r(1–r)2=53 (2) 同様にして、Xの分散σは ⟨X2⟩=∑k=0k238rk=38rddr(rddr(11–r))=38r(1+r)(1–r)3=659 に注意して σ=⟨X2⟩–⟨X⟩2=659–259=409 と求まる。