確率・統計

平均と分散

0以上の整数値をとる確率変数Xが下の確率分布に従うとき、次の問いに答えなさい。

P(X=k)=38(58)k (k0以上の整数)
(1) Xの平均を求めなさい。

(2) Xの分散を求めなさい。

Xの平均と分散を求めるために、|r|<1として、次の無限級数を計算する。

11r=1+r1+r2+r3+r4+r5+ddr(11r)=1r0+2r1+3r2+4r3+5r4+rddr(11r)=1r1+2r2+3r3+4r4+5r5+ddr(rddr(11r))=12r0+22r1+32r2+42r3+52r4+rddr(rddr(11r))=12r1+22r2+32r3+42r4+52r5+

(1) Xの平均Xr=58として
X=k=0kP(X=k)=k=1k38rk=38(1r1+2r2+3r3+)=38rddr(11r)=38r(1r)2=53

(2) 同様にして、Xの分散σ
X2=k=0k238rk=38rddr(rddr(11r))=38r(1+r)(1r)3=659
に注意して
σ=X2X2=659259=409
と求まる。