代数学 2変数多項式環から生成されるイデアル admin 2023年11月7日 K[X,Y] を体 K 上の2変数多項式環とする。 このとき、X と Y で生成される K[X,Y] のイデアル (X,Y)≡{f(X,Y)X+g(X,Y)Y|f(X,Y),g(X,Y)∈K[X,Y]} は単項イデアルではないことを示せ。 (X,Y) が単項イデアルとして K[X,Y] の 0 でない元 h(X,Y) で生成されるとする。 すなわち、 (X,Y)=(h(X,Y)) とする。 このとき、ある f(X,Y),g(X,Y)∈K[X,Y] が存在して X=f(X,Y)h(X,Y)Y=g(X,Y)h(X,Y) が成り立つ。 第1式の X の次数に着目すると h(X,Y)=aX+b (a,b∈K) が言える。同様に第2式において Y の次数に着目すると h(X,Y)=cY+d (c,d∈K) が言える。 従って、f(X,Y)=b0 (b0∈K∖{0}) となる。 このとき、(X,Y)=(b0) が成り立つことになるが、これは b0∉(X,Y) と矛盾する。 従って、題意が示された。