代数学 直交群 admin 2023年11月6日 n 次の実直交行列の全体 O(n)={T∈GLn(R)|tTT=En} は、行列の乗法に関して群をなすことを示せ。 このとき、O(n) を直交群という。 先ず、tTT=En が成り立つ時、TtT=En も成り立つことが次のようにして分かる。 det(tTT)=detEn=1 より、任意の T∈O(n) に対して逆行列 T−1 が存在する。 従って、 tTT=En(tTT)T−1=T−1tT(TT−1)=T−1tT=T−1TtT=TT−1TtT=En が示される。 これは t(tT)(tT)=En を意味するので、T∈O(n) のとき、T−1=tT は、O(n) のなかに存在する。 単位元は En∈O(n) である。 また、T1,T2∈O(n) であるとき、T1T2 は t(T1T2)(T1T2)=tT2tT1T1T2=tT2EnT2=En より、T1T2∈O(n) であることが分かる。 結合則も成り立つので、O(n) は群をなすことが分かる