以下で表される行列 で生成される の部分群を とする。
さらに、任意の正の整数 と 0 でない整数 に対して
とおく。
この問題の目的は を示すことである。
の部分集合 を
で定める。
に対して、 は、 に を対応させる写像とする。
(a) 0 でない任意の整数 に対して、 であることを示せ。
また、0 でない任意の整数 に対して、 であることを示せ。
(b) を奇数とする。
を示すことで、 を示せ。
(c) を偶数とする。 を とも とも異なる整数とする。
このとき、(b) を用いることで、 を示せ。
さらに、これより を示せ。
(a)
先ず、 を 0 でない整数とするとき、 が数学的帰納法により
と表されることに注意する。
ここで、 の任意の元 を考え を計算すると
となる。
ここで、
より、 が言える。従って、 が成り立つ。
また、同様に
に注意すれば、 の任意の元 に対して
が成り立つ。
ここで
より、 が言えるので、 が成り立つ。
(b)
を奇数とするとき、 の任意の元 をとり、 を考えると
となるが、(a) の結果より、 が言えて、さらに、 が言える。
これを繰り返せば、 が導かれるので、 が示される。
今、もしも であれば、 となるので、 に矛盾する。
従って、 が示される。
(c)
を奇数として、 を とも とも異なる整数とする。
このとき
となり、 であるので
となり、(b) において考えた に帰着する。
従って (b) の主張より、 が言える。
この式の両辺に、左から 、右から をかけることにより、 が示される。
(注意)
この証明には なる条件は必要ないと思われる。