代数学

アーベル群の例(2)

G の任意の元 a に対して a2=e が成り立つとする。
このとき、G はアーベル群であることを示せ。

G の任意の2つの元 a,bG を考える。
このとき、
ab=(ea)b=((bb)a)b=(b(ba))b=b((ba)b)=b((ba)(b(aa)))=b((ba)((ba)a))=b(((ba)(ba))a)=b(ea)=ba
となり、G はアーベル群となる。ここで baG であるので、(ba)2=e を用いた。