リー群とリー環 準同型写像の例と核 admin 2023年11月7日 整数 n に対して、写像 Ln=zn は次で定義される T からそれ自身への準同型写像であることを示せ。 T={z∈C||z|=1} また、Ln の核を求めよ。 任意の T の元 z1,z2∈T は z1=eiθ1,z2=eiθ2 と書ける。ここに θ1,θ2∈R とする。 このとき Ln(z1⋅z2)=Ln(ei(θ1θ2))=ein(θ1+θ2)=einθ1⋅einθ2=Ln(z1)⋅Ln(z2) が成り立つので、Ln は準同型写像である。 また、Ln の核は Ln(z)=1einθ=1θ=kn2π (k=0,1,⋯,n–1) と求まるので KerLn={eikn2π|k=0,1,2,⋯,n–1} と求まる。